「 風景写真展 Alea 」

「 風景写真展  Alea 」
風景写真は撮る側の理念が一貫し、‬
‪1枚の「美しさ」を探求する点が象徴的です。‬
‪現代では誰しもが撮れるようになり、身近なジャンルとなったものの、
見る人のバックボーンは千差万別です。
‪つまり「美しさ」は常に喜ばれる点ではあるけれど、
常に1番の魅力ではないのです。‬
‪撮る段階では視覚化されていない力という物が風景には存在する
と云うことになります。‬
‪その作風でもエゴでもない、心へ溶け発露する力が意図するところに
我々風景写真家が気づき方向性をコントロールすることが出来た時そこには、‬
‪象徴的な姿を気高く保ったまま、より深く厚い作品と成り得ます。
‪皆さんが持つ風景写真を改めて見て、秘められた力を再発見すると共に、
撮影に赴いた際に見る風景へより深い敬愛を抱けるようになればと願います。
※Alea [ 賽 / サイコロ ]
スエトニウスによる記述 “iacta alea est” [ 賽は投げられた。]