東京荘の新都民(にーとみん)
ーかかわれない住人たちー

展示会名
・「東京荘の新都民(にーとみん)-かかわれない住人たちー」
日程
・2月7日(木)ー10日(日)まで
開場時間
・11:00-19:00(*最終日10日(日)は15時まで)
 

展示会概要
・早稲田大学社会科学 空間映像研究ゼミナール(佐藤・沼田研究室)では、研究の成果発表として、展示会を行います。
[2年展示]
2年生は、「毎日写真」と題して各々の日常を撮影し続けてきました。このことを通して、「撮る」・「撮られる」者の間に生まれる感情や関係などに着目し、「盗撮」というテーマを導き出しました。この「盗撮」というテーマから各人が個別の問いを設定し、研究を進めています。
「盗撮」とは何か?そこには、シャッターを切る、切られる以上の関係性があるのではないでしょうか。わいせつ行為としてだけでなく、「盗撮」という行為に潜む現代社会の複雑な問題群にアプローチしていきます。
[3年展示]
東京は、新しい人々をその一部に 取り入れながら拡大を続けて来ました。
互いに強い繋がりを持つ人や領域が各所に存在する一方で、同じ時間 ・ 同じ場所で生活しているのに、すれ違うことはあっても出会うことのない「閉じこもりがち」な人たち。目にしているはずなのに気付かない「引きこもった」存在。私たちは、どこかそのような意識を気付かずも持っているのではないでしょうか。
このような「かかわれない」という特徴をもつ近年の 東京は、巨大な集合住宅であると形容できるのではないでしょうか。そして、そんな「東京荘」 の住人たち…「新都民(にーとみん)」 …は、一体どこにいるのでしょうか。見えない「かかわり」を求めて、様々な分野・ジャンルから調査・研究を進めていきます。
[4年展示]
各学生が取り組んだ卒業論文・卒業制作を展示いたします。

※今回の展示会は、8日より慶應義塾大学SFC加藤文俊研究室、同じく石川初研究室との「3ゼミ展(3研究室合同展)」となります。